【福山雅治ショック!】アミューズ(証券コード:4301)株が福山さん結婚で急落

2015年9月28日にシンガーソングライター・俳優の福山雅治さんと女優の吹石一恵さんが入籍、結婚したことを発表しました。
それにより福山さんが所属する事務所アミューズ(証券コード:4301)の株価が急落するという「福山雅治ショック」が発生しました。→ランキング(4301や株式関連)

株価下落の原因は福山さんが結婚したことにより、女性人気が高い福山さんのファンが離脱し、ファンクラブ収入などが下がるかもしれないという懸念が発生したからだと言われています。
ツイッターではファンと思われる方が、福山さんが結婚したから仕事を早退する、休むといった投稿をするのが見られています。

結婚を発表した福山雅治さん
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出典 – ja.wikipedia.org

福山さんが結婚を発表した翌日の9月29日のアミューズの株価は一時前日比500円安(-9.4%)の4810円まで下落する場面がありました。
この値下がり率は2013年8月以来だということです。
終値は4870円と前日比-8.3%となりました。

この日はTOPIX終値が前日比-4.4%と日本株全体が大幅下落しましたが、アミューズ株は下落率がその2倍程度となり、福山ショックの影響で株価が下落したと言えそうです。

ただしこの反応は過剰とも言えそうです。
芸能人である福山さんが結婚した程度で離れるファンはそもそも本当に福山さんが好きな本物のファンではないと思いますし、福山さんの歌や演技が好きな男性ファンもたくさんいるので、福山さん単体で見ても業績にそれ程影響が出るとも思えません。

さらにアミューズには福山さんの他にもサザンオールスターズや三宅裕司さんら大物も所属していますし、若手ではSEKAI NO OWARIやPerfumeなども出て来ています。
アミューズのファンダメンタルズには福山さんの結婚はそれ程影響を与えないでしょう。

アミューズはもともと事業リスクとして主要な芸能人・アーティストが活動休止・停止した場合に業績に影響する可能性があると公表しています。
サザンオールスターズの桑田佳祐さんががんを公表した時にもアミューズの株価は一時的に下落しました。

短期的な下落であればチャンスがあるかもしれません。
すでに9月30日の取引でアミューズ株は一時前日比+5%以上の値上がりとなっています。






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中国崩壊か?株価下落の本当の原因とは?やはり中国では資産流出が起きていたのかもしれない。中国が海外での現金引き出し制限へ

中国は銀行とクレジットカードによる海外での現金の引き出しを年間10万元(1万5719ドル。日本円でおよそ188万円)に制限すると中国銀聯(ユニオンペイ)関係筋がロイターに対し明らかにしたとのことです。→経済・株ランキング

目的は資本流出やマネーロンダリング(資金洗浄)を抑制することだそうです。
現在の制限は1日当たりの引き出し額のみが制限されていて、1万元となっています。

新しい規制は現金の引き出しのみが対象で、クレジットカードを使用した商品やサービスの購入は制限されないということです。

この記事でも触れましたが、中国は元が安くなると資本流出が起きるような状態になっているようです。
国民が政府を信用していないことの表れかもしれません。
中国の場合政府のさじ加減一つで個人の財産が簡単に没収されてしまう可能性があるため、財を成した人は富を海外に移したいと考える人が多いと考えられます。
これはこの記事でも触れましたが共産主義の欠点と言えるかもしれません。
共産主義に資本主義を導入すると最終的にはどうなるのかわかる人類史上でも稀な例で注目されます。
最低でも財産所有権はある程度認めなければ経済が発展しても資本流出が起きてしまうということかもしれません。
中国は今一党独裁、共産主義、社会主義に資本主義を一部導入した場合の限界点に来ていると言っても良いでしょう。
下手をすると中国の現在の体制の崩壊が起きる可能性があります。

国の体制が崩壊する時、多いパターンが高率のインフレに見舞われることです。
こうなると国民の生活が不安定となり、体制を変えよう、打倒しようとする力が強くなります。
幕末もまさにこのパターンです。

中国から資本が流出し、外貨準備が底をつき、元安が止められなくなるということは高率のインフレが発生することを意味します。
そうなれば中国の体制維持も難しくなるかもしれません。

これは日本にも全く無関係な話ではなく、日本も資本主義にかなり共産主義が入っているような状態になっています。
最近では消費増税や社会保障費の増大などその傾向はさらに進んでいます。
実際日本の資本家の中にはシンガポールなど税制が有利な国に資産を移す人も出て来ています。
マイナンバー制度が始まればその傾向はさらに加速するかもしれません。
個人の資産を取りすぎると経済が発展した国からは資本が流出してしまう傾向が高まるのです。
こうなれば日本も円が安くなり、効率のインフレに見舞われる可能性が出てきます。

8月頃から起きた世界的な株価下落は明確な原因がなく、一体何が原因で株価が下落したんだろうと思っている方も多いと思いますが、1つは世界的に株式市場が過熱気味だったこともあると思いますが、個人的にはこの中国の資本流出が原因ではないかと考えています。

中国は元切り下げの際資本流出が起きたため、慌てて為替介入を行って元高に戻しています。
中国は元安誘導で輸出を有利にしたいが、資本流出が起きてしまい外貨準備が減少してしまうため元安にできないというジレンマに陥ってると考えられます。

今回の海外の元引き出し制限はその資本流出を抑制するための施策の一環だと考えられます。

中国ではすでに個人が年間5万元を超える資金を海外に移動させることは禁止されていますが、海外でカードを使用しての引き出しは抜け穴になっていました。

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3万RT(リツイート)された政治風刺ツイートが的確だとネット上で話題に

ツイッターで3万RT(リツイート)された政治風刺ツイートが的確であると話題となっています。
それが以下のものです。

本来あるべき国会
与党「これやるンゴ」
野党「ちょっとまつやで、それちとヤバいだろこここうしようや」
与党「なるほどサンキューやで」→政治ランキング

今の国会
与党「これやr」
野党「バーカバーカ」
与党「じゃあなんか案出せや」
野党「ヘイバーカ」
与党「このまま通すか」
野党「ふざけんな」

出典 – twitter.com

今の野党がまともな対案を出せず、いざ民主党のように野党が与党になった時に滅茶苦茶な政治運営をしたことを考えるとあながち間違っていない風刺かもしれません。

ただ野党というのは与党独裁にならないようにするために存在するので、ただ反対するのも仕事であると言えます。
何ごともこれが絶対正解というのはそうそうないものです。

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SEALDs(シールズ)の中心メンバー奥田愛基さんに殺害予告の書面が届く

2015年9月28日にSEALDs(シールズ)の中心メンバー奥田 愛基(おくだ あき)さんがツイッターで自分と家族に対する殺害予告の書面が届いていたことを明らかにしました。→ランキング(SEALDs関連含む)

奥田さんによれば、「奥田愛基とその家族を殺害する」という手書きの書面1枚が入った封書が9月24日に奥田さんの在籍する明治学院大学に届いたそうです。

奥田さんは警察に被害届を提出したとのことです。

SEALDs(シールズ)は安全保障関連法案への反対運動をしてきた学生団体です。
SEALDs(シールズ)についてはこちらのページでも解説しています。

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フォルクスワーゲン(VW)の排気ガス規制問題でマツダ(7261)が声明を発表!追い風となるか?

2015年9月29日にマツダ(証券コード:7261)がフォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車排気ガス規制問題に関連して声明を発表しました。声明は→ランキング(マツダ関連含む)

マツダは9月29日に「全てのガソリン及び、ディーゼルエンジンを各国の規制に厳格に適合させている。違法なソフトウェアや、排ガス浄化システムの無効化機能は一切使用していない。」という声明を発表しました。

ドイツのフォルクスワーゲン(VW)が不正なソフトウェアを使用して排気ガス規制を不正に逃れていた問題で不信感が広がる中、マツダは法令順守の姿勢を改めて発表した形となりました。

マツダは日本車メーカー勢がクリーンディーゼル車で出遅れる中唯一先を行っているメーカーで、普通車の国内販売の5割以上がディーゼル車となっています。

フォルクスワーゲン(VW)問題が発覚した後、ステークホルダー(利害関係者)から質問や激励の声があったそうで、それに応える形で今回の声明を発表したそうです。

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チャイナショックの実体経済への広がりか!?第一中央汽船(9132)が経営破綻

2015年9月29日に東証1部上場の第一中央汽船(証券コード:9132)が東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されました。→ランキング(海運情報もあり)

第一中央汽船は日本国内で連結売上高5位の中堅海運会社で、石炭や鉄鉱石をばら積み船で運ぶ事業が主力となっています。

2015年3月期連結決算まで最終損益が4年連続赤字となっており、経営状態が良くないところで今年のチャイナショックにより中国経済が減速し、海運市況の低迷を受けて、さらに経営状態が悪化。
2016年3月期も130億円の赤字を見込んでおり、自力での経営再建を断念しました。

下落局面で利益が出る「ショート(売り)」も可能な為替取引なら↓


東京証券取引所は9月29日に第一中央汽船が民事再生手続き開始の申し立てを行ったことを受けて同社株式の上場廃止を決定しました。
同社株式は整理銘柄に指定されることも決定しました。

整理銘柄の指定期間は9月29日~10月29日までで10月30日に上場廃止となります。

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富樫勇樹選手がNBLの千葉ジェッツと契約合意

9月28日に富樫勇樹選手とNBLの千葉ジェッツが2015-2016シーズンの基本契約に合意したことを千葉ジェッツが発表しました。→ランキング(バスケットボール富樫選手関連のものも)

写真左が千葉ジェッツと契約した富樫勇樹選手
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出典 – www.chibajets.jp

富樫選手についてはこちらのページでも解説しています。

富樫選手は昨季Dリーグのテキサス・レジェンズで2月に左足首を捻挫してシーズンを離脱するまで25試合に出場し、日本人としては田臥選手以来2人目のNBA・Dリーグのプレーヤーとなりました。

その後8月にイタリアセリエAに所属する「ディナモ・バスケット・サッサリ」と契約し、およそ1ヶ月チームに帯同し9月20日にチームを離れていました。

ディナモ・サッサリと契約しなかった理由として
セリエAには外国人枠があり、外国人枠がないユーロリーグには出場可能ですが、レギュラーシーズンはベンチにも入れないというチーム事情が大きかったと富樫選手は語っています。

また、富樫選手は「去年初めてプロとして海外に行き、Dリーグでプレーしたんですが、プロとしての経験、実力がまだまだ足りず、なかなかプレータイムをもらえず、今年の代表の親善試合でもベンチから試合を見ている時間が多かったです。
今まではトップチームに行き、出場時間は少なくても一緒に練習していればと思っていましたが、試合に出る事が一番だと今は凄く思います。
これからまた頑張るのみです!」
と決意を表明しました。

イタリアのチームでプレーしたことについては
「レベルもですが、会場の雰囲気なども凄く、ヨーロッパでやりたいという気持ちが強くなりました!
ラッパみたいな音がしたりして、サッカーや野球の試合の雰囲気でした!
日本のバスケもあんな感じで応援されるようになるといいです!!」
と語りました。

ディナモ・バスケット・サッサリでプレーする富樫選手
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出典 – pbs.twimg.com

千葉ジェッツでのプレーについては
「開幕直前という状況の中、このチームに迎え入れて頂いた千葉ジェッツの関係者の皆様に感謝いたします。
今シーズン、ジェッツで多くの事を学び、一つでも多くのことを吸収して、世界で活躍できる選手になりたいと思っています。
開幕まで時間がありませんが、チームメイトとなるべく多くの時間を過ごして皆の事を知り、ヘッドコーチの戦術をコート上で表現できるように、1日でも早くチームにフィットできればと思っています。
勝利に貢献し、天皇杯とシーズン優勝を勝ち取れるよう日々努力をいたします。
ファンの皆様、是非とも会場に足を運んで頂ければと思います。試合中の声援は選手を後押ししてくれる何よりも大切なものです。皆様と会場で会えることを楽しみにしています。」
と語りました。
出典 – 千葉ジェッツ公式サイト

千葉ジェッツには現日本代表の小野 龍猛(おの りゅうも)選手やシューターの岡田 優介(おかだ ゆうすけ)選手、富樫選手と同じガードポジションには西村 文男(にしむら ふみお)選手や宮永 雄太(みやなが ゆうた)選手、阿部 友和(あべ ともかず)選手などの有力選手が多く、監督は選手起用で嬉しい悲鳴を上げているかもしれません。

何はともあれ富樫選手には活躍して欲しいですね。

GO!ジェッツ!

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日本政府がオーストラリアに売り込みをかけていた潜水艦「そうりゅう」型が事実上の落選かと思いきや復活!

オーストラリアが新型潜水艦の導入を検討しているとのことで、その受注を日本、ドイツ、フランスで争っていますが、日本はつい最近まで日本国内で大半の部品を生産する方式で売り込みをかけていましたが、オーストラリアは国内で部品の大半を製造したいとの方針があり、日本は事実上の落選状態となっていました。→Ranking

ところが、2015年9月25日に草賀純男駐オーストラリア大使がオーストラリアン紙に対し、海上自衛隊の「そうりゅう」型潜水艦をオーストラリア国内で建造することに前向きに取り組む方針を明らかにしたことで、受注競争ラインに日本が復活しました。

真珠湾に寄港するそうりゅう型潜水艦「はくりゅう」
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出典 – ja.wikipedia.org

オーストラリアの潜水艦はコリンズ級潜水艦でスウェーデンのヴェステルイェトランド級潜水艦を無理やり巨大化させた上に、製造を担当したオーストラリアの潜水艦建造経験があまりなかったために完成後に様々なトラブルが頻発しました。

コリンズ級潜水艦は設計段階からすでに様々な問題が指摘されており、導入後もオーストラリア海軍の人員不足や技術的な問題で運用に支障が出ていました。
そのことについて国内メディアからも厳しい批判を浴びていました。

コリンズ級潜水艦「ランキン」
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出典 – ja.wikipedia.org

2014年11月26日にはオーストラリア国防大臣がコリンズ級潜水艦の製造元であるASC(オーストラリアン・サブマリン・コーポレーション)を「カヌーすら作る能力が無い」と発言したことにより野党から辞任要求が起こっていました。

そのような事情もありオーストラリアは200億オーストラリアドル(日本円で約1兆6900億円)を投入し最大12隻の新しい潜水艦を日本・ドイツ・フランスのいずれかの国と共同開発する方針となっています。
性能やコストを検討し、建造先や発注先を決定する予定となっています。
オーストラリアは2030年頃にコリンズ級から新潜水艦に世代交代をさせる予定です。

日本は最近まで日本で部品を生産し、組み立てをオーストラリアで行う「ノックダウン生産方式」でオーストラリアに売り込みをかけていました。
この方式は日豪(オーストラリア)共同で潜水艦に使用する特殊な鋼材や音波を吸収する素材を開発し、船体の主な組み上げまでを日本が請け負うというものです。

ノックダウン(Knock down)生産方式は工業製品のライセンス生産を行う時の方式の1つで部品類の全てをライセンス元から一括で購入し、購入した側は組み立てと販売のみを行う方式です。

日本がノックダウン方式を提案していたのは潜水艦が機密性の高い兵器なので、機密を保持するためです。

この方式では「海外から潜水艦を購入すれば造船業、製造業全体で見ても影響は多大となるだろう。
造船所にはマイナスの影響を及ぼし、経営が苦しい企業を追い詰めることになり得る。」
とオーストラリア国内からの反発が大きく、日本の受注は厳しい状態となり、独仏に有利な状態となっていました。

この状況で上記の草賀純男駐オーストラリア大使の発言により日本も受注競争に復活したのですが、オーストラリアで建造を行うには機密流出対策と、技術力のあるオーストラリア企業を探さなければならないという問題があります。

オーストラリアのアンドリュー国防相は国内生産比率を70~80%にしたい方針で、独仏は80%をオーストラリアで生産すると提示しています。
フランスのDCNSはバラクーダ級潜水艦(原子力ではなく通常動力型)を最初2隻フランスで建造し、残りの10隻をオーストラリアで生産する方式を提示しており、ドイツのティッセン・クルップ・マリンシステムズ(TKMS)のType216(216型潜水艦)は12隻全てをオーストラリアで建造する方式を提示しています。

日本の「そうりゅう」型は当初12隻全てを日本で生産し、部品の一部がオーストラリア製とし、アメリカ製の兵器を搭載するという案でした。

日本勢は防衛省、経産省、三菱重工(証券コード:7011)、川崎重工(証券コード:7012)の官民連合ですが、日本政府は武器輸出に不慣れな上、秘密主義のため徐々に腰が重くなって、2015年3月にオーストラリア政府主催で開かれた潜水艦計画の会議とアデレードで7月に開催された議会公聴会も欠席するという事態となりました。

日本勢が及び腰となっている間に独仏勢が攻勢をかけてきて、ドイツ勢はType216が選ばれれば造船関連の現地雇用を増やし、オーストラリアをアジア太平洋の潜水艦建造の拠点にするとオーストラリア側に約束しました。

2014年当初は日本勢が有利であったにもかかわらず、ドイツ有利に大きく傾きかけていた流れに危機感を抱いた日本勢は8月26日にアデレードで官民合同の説明会を開き、今回の草賀純男駐オーストラリア大使の発言となりました。
日本側は説明会で現地企業と協業する用意があることをアピールしました。

これは2014年はまだ中国経済が好調であったため、中国経済とのつながりが深いオーストラリアも雇用の心配がそれ程なかったのですが、最近の中国経済の不調のため、オーストラリアも雇用に不安が出てきたため、現地生産を早い時期に推していた独仏有利になってきたというオーストラリア国内の政治情勢も関係しています。

専門家の意見では日本勢の対応は遅れているもののアメリカ主導のアジアの再バランス計画により、アメリカの信頼が厚い「そうりゅう」型の採用がベストであるため、日本勢が選定されるのではないかと言われています。

ドイツは以前から潜水艦の現地生産輸出を行っていますが、ドイツ国内で建造された潜水艦は最高の性能を発揮しますが、現地建造のものはあまり良い評価ではありません。

韓国もドイツの214型潜水艦を3隻現代重工業が現地建造しましたが、ネジをドイツ側の要求通りに製造していなかったせいで騒音が大きくなるという欠陥が発覚しました。
さらにネジがゆるんだり、折れるといったトラブルも起きています。

オーストラリアのアボット首相が潜水艦を造るのは「スペースシャトルを作るくらい複雑でそれができるのは数か国だけ」と述べたように、潜水艦建造にはかなり高度な技術が要求されます。

フランスの場合今回のオーストラリアに提案しているのは原子力潜水艦のものをディーゼルエンジンに換えたものを現地建造するという計画です。
しかし心臓部でもある動力をいきなり変更しオーストラリア国内で建造するのはハードルが高く、完成してもトラブルが頻発するリスクを抱えます。

日本の「そうりゅう」型は性能も世界で最も高く、潜航深度は公式には未発表ですが、700メートルと言われ、最新のリチウムイオンバッテリーでは約3週間もエンジンを停止したまま無音潜航が可能で、速力も従来のものの2倍出せると言われています。

日本は2014年に武器輸出三原則に代わる防衛装備移転三原則を定め武器輸出が可能となったばかりなので、オーストラリアから受注を取り初の大型案件としたい考えもあるようです。
海外との共同作業にまだ慣れていない日本としてはこの受注を取り、プロジェクトを成功させれば海外進出への大きな一歩となるのは間違いないでしょう。

どの国の潜水艦が選定されるのかは2015年末に発表される予定です。

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中国が南沙諸島で建設していた滑走路が完成する

9月24日に国際軍事専門誌IHSジェーンズディフェンスウィークリーの電子版は中国が東シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)にある永暑礁(ファイアリー・クロス礁)に建設していた滑走路が完成したとする衛生写真を公開しました。→Ranking

滑走路は3125メートルで、ヘリポートの「H」マークや白線が見えます。
中国は滑走路の他に道路や港、その他の建物などを建設中とのことです。

この暗礁はフィリピンが排他的経済水域(EEZ)内にあり、現在フィリピンと中国は衝突していますが、中国が一方的に埋立てを行い実効支配を行っています。
将来中国はこの地域を基地とし、地下資源も確保するという狙いがあると思われます。

こちらは建設中の滑走路の画像です。
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出典元 – http://www.dailymail.co.uk/news/article-3043227/Satellite-images-reveal-China-constructed-3km-runway-island-formed-disputed-ocean-territory.html

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新型護衛艦「25DD」に搭載予定の和製イージス「FCS-3」とは?本家よりも優れている点もあり!本家イージスシステムとの違いも解説

平成25年度計画艦型護衛艦「25DD型護衛艦(以下25DD)」は海上自衛隊が平成25年度防衛予算により1番艦を建造する新型のDD(汎用護衛艦)です。→Ranking

排水量から5000トン型護衛艦とも呼ばれています。
「25DD」は19DDの「あきづき型護衛艦」をベースとしているので艦影は19DDと似ることになると見られています。
19DDと異なるのは将来の発展性を残しつつ建造コストを下げるということを目標として建造されるということです。

25DDにも19DDと同じく和製イージスと呼ばれる「FCS-3」システムが搭載される予定です。
イージスシステムについては「イージス艦、イージスシステムとは。開発の経緯と共に解説【その2:イージスシステムとは】」と「【その3:イージス艦とは】」でも解説しているので読んでみて下さい。

本家イージスシステムと「FCS-3」の違いはいくつもありますが、全く別ものと言って良い程違いがあります。
まず構想が異なります。
イージスシステムは「艦隊防衛」を目的として開発されており艦隊全体を防衛することを念頭に置いているので非常に大規模です。
これに対して「FCS-3」は個別の艦艇を防衛することを目的として開発されています。
つまり防衛範囲が全く異なるということです。

護衛艦「あきづき」に搭載されたFCS-3A
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出典 – ja.wikipedia.org

FCS-3はイージスシステムのうちの一部の動作のみしか担当しておらず、イージスシステムはFCS-3のような個々の各種戦闘システムを艦内のLANで接続し連動させています。
艦隊防衛についてはイージスシステムの方が圧倒的に優秀ですが、小型艦に搭載するにはイージスシステムは高価で大きすぎるのでFCS-3の方が適していると言えるでしょう。

護衛艦「いせ」に搭載されたFCS-3のレーダー
右側の大きなものがCバンドのもので、左側の小さなものがXバンドのレーダー
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出典 – ja.wikipedia.org

またFCS-3はイージスシステムと違い、アクティブ式フェイズドアレイアンテナを使用しており、アンテナの設置位置で自由度が高いという利点があります。
このアンテナは低空探索に有利なCバンドという周波数帯を使用しているので、より小型艦の任務には向いていると言えます。
Cバンドには電波妨害に強いという長所もあります。
FCS-3にはCバンドに加えてミサイル誘導を行うXバンドレーダーも追加されています。
「その3:イージス艦とは」のページでも解説しましたが、イージス艦には小型の民間偽装船などの攻撃に弱いという欠点があるので、FCS-3を搭載した小型艦でイージス艦の護衛に当たれば相乗効果が見込めるかもしれません。

イージスシステムのSPY-1レーダーには1台の送信機と受信機を複数のアンテナが共有するパッシブ式ですが、FCS-3のアクティブ式はアンテナ1つ1つが送信機と受信機を自前で持っています。
両者とも4方向にアンテナを固定配置しているのは同じで全方位を切れ目なく捜索することができます。

FCS-3システムは探知距離が200キロ以上(あきづき型搭載のFCS-3Aは300キロ以上)、同時追尾目標300以上、同時攻撃可能目標数16と言われています。
目標を捜索・探知・追尾しさらにミサイルや砲等の各種武器を発射・管制・追尾します。
レーダーと武器の射撃指揮装置(FCS)をまとめて1つにし、目標への反応速度を上げることに成功しました。

世界的に見ても良いシステムとされ、開発にはかなりの年月がかかり、苦労もあったようです。
FCS-3システムの開発は1986年から開始され、1995年にようやく試験艦「あすか」に試作機を搭載することができ、2000年にようやく制式化されました。
制式化された後も開発が続き2009年にようやくヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」に改良したものが搭載され実戦配備されました。

FCS-3システムは「短SAMシステム3型」「00式射撃指揮装置」とも呼ばれています。
ひゅうが型護衛艦以降の海上自衛隊の新型の護衛艦に標準装備されているシステムで、海上自衛隊は全ての護衛艦にレーダーと武器管制を連動させるシステムを搭載する予定とも言われています。
FCS-3システムはイージスシステムと比較すると、およそ半分程の価格で配備が可能と言われており、コストパフォーマンスに優れています。
このシステムを研究、発展させていけば将来的にはイージスシステム並のものができる可能性もゼロではないでしょう。

FCS-3はひゅうが型護衛艦に搭載されているモデルです。
FCS-3Aはあきづき型護衛艦に搭載されているモデルで主砲への管制機能が追加されています。
さらに出力をFCS-3の3倍程度に向上させ、隣接する艦艇を守る程度の小規模艦隊防空能力を持っています。
いずも型護衛艦に搭載されるモデルとして「OPS-50」があり、対空捜索と航空管制に特化した純粋な対空レーダーとしているモデルもあります。

25DDについてはコストダウンが目標となっているため、FCS-3の性能を一部制限してあります。
さらに名前がFCS-3から「OPY-1」に変更される可能性もあるそうです。

25DDは護衛艦として初めてガスターボエレクトリック・ガスタービン複合推進(COGLAG)方式を採用する予定で、この方式は試験艦「あすか」に採用されて研究開発が行われていたもので、低速・巡航時はガスタービンエンジンを用いてターボ・エレクトリック方式により電気推進を使用して、高速時にはガスタービンエンジンによる機械駆動も併用して推力を得る方式です。
この方式は燃費に優れており、運用コストダウンが期待できます。

25DDはこの19DD(あきづき)と似た艦影になると言われています。
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出典 – ja.wikipedia.org

また、25DDは19DDよりも対潜水艦に対する警戒、戦闘能力に比重を置いていると言われています。
ソナーを発信と受信を異なる艦艇が行うことができるOQQ-24とOQR-4という組み合わせに更新し、より高い精度の対潜探知が可能となっています。
将来的には潜望鏡監視レーダーも搭載する予定となっています。

ミサイルは対空ミサイルが4セル16発、対潜ミサイルが12発という組み合わせが予想されており、短魚雷は新型の12式短魚雷の搭載が予定されています。

日本は戦争をしない国なので、外に出ていく空母よりはイージス艦やFCS-3のように防御が得意な兵器の方が重要であると思います。
それにもしも次に大国同士の戦争が起きるとすれば、個人的には航空機の戦いよりもミサイルの戦いになると考えています。
戦艦→航空機(空母)の流れが太平洋戦争では起こりましたが、次に大きな戦争があるとすれば航空機→ミサイルとなるのではないでしょうか。

そのような意味でもFCS-3のようなレーダー連動型のハイテク兵器の研究・開発は重要であると思います。

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