防衛省が開発中の「マイモ(MIMO)レーダー」が凄い!ステルス機を探知可能

防衛省が現在開発・研究中の高性能レーダー「マイモ(MIMO)レーダー」ですが、なんと通常はレーダーに映らないか映っても鳥、もしくは小さなボート程度にしか見えないステルス機を発見できるレベルになっているそうです。→Ranking

マイモレーダーのマイモ(MIMO)は「multiple-input and multiple-output」の略称で仕組みは送信機と受信機で双方に複数のアンテナを使用して、複数方向からレーダー波を出しステルス機をよりはっきり映し出すという仕組みです。

このマイモレーダーは画像を見ればわかりますが、小さなレーダーが少しずつずらして配置されています。
ステルス機のステルス性能の基本原理はレーダー波を別方向に反射させて反射レーダー波をできるだけ受信させないというものなので、別々の角度からレーダー波を出して別角度の受信機に受信させて一方向からでははっきりと捉えられないステルス機などの反射波をとらえるという仕組みのようです。

マイモレーダー
複数のアンテナがあり送信機と受信機がずらして設置してあるのがわかる
灰色のアンテナが発信機で黒が受信機だそうです
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出典 – http://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/news/newsflash/201506/150602/15060201.html

もちろん弾道ミサイルもとらえることが出来るので日本にそれらが接近してきた場合、いち早く発見し対策を取ることが可能となります。

このマイモレーダーは現在千葉県旭市の防衛省技術研究本部飯岡支所に設置されており、研究・テスト・開発が行われています。
防衛省の次世代警戒管制レーダ構想では、これらのマイモレーダーを空中線で分散配置し大開口レーダーと同等以上の性能を実現する分散型レーダーの研究をしているそうです。

次世代警戒管制レーダ構想
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出典 – www.mod.go.jp

現在ロシア、中国共にステルス戦闘機を開発しておりもし配備されれば大きな脅威となります。
それらを探知できるようになれば日本の国防にとっては大きなプラスとなるでしょう。
このマイモレーダーはすでに技術的な研究はすでに終えていてステルス機を発見できるようになっているようで、現在はどのように実用化さらには配備し運用していくのかという段階にまで来ているようです。

マイモレーダーは別々の角度から反射波をとらえるため、設置領域をとってしまうという特徴があるので戦闘機や航空機への設置はすぐには難しいかもしれませんが、将来的にはスペース確保のしやすい艦船には配備されるかもしれません。

マイモレーダーや複数のレーダーの探知情報を艦船や航空機でも共有し連動させて防御、攻撃に活かすというNIFC-CA(ニフカ:海軍統合火器管制-対空)という機構がアメリカ海軍で実用化されようとしており、自衛隊でも導入するそうです。

マイモレーダーでステルス機が発見でき、ニフカシステムで防衛が可能ならば大きな抑止力となりそうです。
ATD-Xも完成すればレーダー開発にも役立てることができるので、さらにレーダー網を強固なものにできそうです。

第二次世界大戦前八木・宇田アンテナという優れたアンテナを日本で開発しながら活かしきれなかった教訓を活かし、マイモレーダーやレーダー網を上手く防衛に活用して欲しいですね。

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